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「大藪春彦賞」
受賞作+候補作から映画化された作品12作

「大藪春彦賞」とは

「大藪春彦賞」は、1999年に創設。
日本のハードボイルド小説の先駆者である大藪春彦氏の業績を記念し、優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家及び作品に贈られる賞。主に、ハードボイルド小説・冒険小説に分類される小説に与えられる。
大藪春彦氏は、1996年に61歳で死没、『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』など、典型的なアンチヒーローを主人公にした壮絶なバイオレンス・アクションを描いた作品が多く、映像化作品も多い。

ハードボイルド・冒険小説ファン
には堪らない作品がズラリ!

歴代の受賞作、候補作には「映像化作品」が多数。

第1回の受賞作、馳星周の『漂流街』をはじめ、映画化・ドラマ化作品が多数。
原作の忠実さ、読者の思い入れなど、評価の良し悪しは別に、映画化された作品をピックアップしてみました。
原作を読んでからの映画、映画を観てからの原作、
と楽しみ方はたくさんあるはずです。
また、読み終えた作品の映像化を想像し、出演者などをイメージするのも面白いものです。

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『漂流街』馳星周(第1回受賞作)

【映画.com】より/日系ブラジル人のマーリオは、不法滞在で強制送還される恋人、中国人のケイを取り戻すため入国管理局のバスを襲撃する。無事ケイを取り戻し、二人は日本脱出を決意するが、ケイに異常な執着を見せる中国マフィアのボス、コウがあらゆる手で二人の行方を阻むのだった。脱出に大金が必要と知ったマーリオは、コウが仕切る闘鶏場の上がりを奪う計画を実行するが、なんと奪ったのはコウが岡島組と取引していたコカインだった……。
■2000年製作/103分/日本
■配給/東宝
■監督/三池崇史
■出演/TEAH、ミシェル・リー、吉川晃司、及川光博、柄本明、馳星周、他

『亡国のイージス』福井晴敏(第2回受賞作)

【映画.com】より/海上自衛隊のイージス護衛艦いそかぜの副艦長・宮津が、某国のスパイと共謀して艦を乗っ取り、最新兵器で首都東京を狙う。彼の行動の理由は何なのか? 東京壊滅までに残された時間は10時間。この事態を解決するべく先任伍長・仙石は、1人でいそかぜの奪取に向かう。監督は「顔」「KT」の阪本順治。原作は「ローレライ」「戦国自衛隊1549」の福井晴敏。真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一らベテラン俳優4人が競演。
■2005年製作/127分/日本
■配給/日本ヘラルド映画、松竹
■監督/阪本順治
■出演/真田広之、寺尾聡、佐藤浩市、中井貴一、吉田栄作、谷原章介、豊原功補、他

『千里眼』松岡圭祐(第2回候補作)

【映画.com】より/謎のテロ集団の脅威に挑む女性自衛官の活躍を描くサスペンス。監督は、本作で本篇デビューを飾った『新 俺たちの旅』の麻生学。松岡圭祐による同名小説を基に、時中進と松岡自身が共同で脚色。撮影を「ゴジラ 2000 MILLENNIUM」の加藤雄大が担当している。主演は、「現実の続き夢の終わり」の水野美紀と「破線のマリス」の黒木瞳。
■2000年製作/100分/日本
■配給/東映
■監督/麻生学
■出演/水野美紀、大島優子、黒木瞳、柳葉敏郎、根津甚八、他

『ミッドナイトイーグル』高嶋哲夫(第3回候補作)

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【映画.com】より/高嶋哲夫原作の同名ベストセラー小説を「ホワイトアウト」「亡国のイージス」の小滝祥平プロデューサー、「油断大敵」「フライ,ダディ,フライ」の成島出監督が映画化した山岳アクション。北アルプスで忽然と姿を消したステルス型戦略爆撃機、通称“ミッドナイトイーグル”に搭載されていた特殊爆弾を巡って、男たちが雪山で死闘を繰り広げる。
■2007年製作/131分/日本・アメリカ合作
■配給/松竹
■監督/成島出
■出演/大沢たかお、竹内結子、玉木宏、吉田栄作、藤竜也、袴田吉彦、大森南朋、他

『GOTH リストカット事件』乙一(第5回候補作)

映画化タイトルは、『GOTH』
【映画.com】より/第3回本格ミステリ大賞を受賞した乙一のベストセラー小説を映画化。主演は「青い鳥」「シルク」の本郷奏多と、本作が劇場デビューとなる高梨臨、監督は「ポチの告白」の高橋玄。人間の残酷な面に異常なまでの興味を持つ高校生、神山樹と森野夜は、周囲からは理解しがたい嗜好を共有し、次第に惹かれあっていく。そんなある日、最近多発している猟奇殺人について事細かに記された手帳を森野が拾ってきて……。
■2008年製作/96分/日本
■配給/ジョリー・ロジャー
■監督/高橋玄
■出演/本郷奏多、高梨臨、他

『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎(第6回候補作)

【映画.com】より/人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を映画化したクライムコメディ。他人のウソを見破ってしまう男・成瀬、正確な体内時計を持つ女・雪子、演説の達人・響野、天才的なスリの腕前を持つ青年・久遠という、それぞれ奇妙な特殊能力を持つ4人組銀行強盗が、何者かに横取りされた大金を奪いかえすべく奮闘する姿をスタイリッシュに描く。主演は大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩一、本作がスクリーンデビューとなる故・松田優作の次男・松田翔太。
■2006年製作/92分/日本
■配給/松竹
■監督/前田哲
■出演/大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩一、松田翔太、他

『犯人に告ぐ』雫井脩介(第7回受賞作)

【映画.com】より/雫井脩介によるベストセラー小説を豊川悦司主演で映画化したサスペンス。川崎で連続児童殺害事件が発生。犯人はテレビに脅迫状を送りつけて世間を騒然とさせるが、3件目の犯行後に忽然と姿を消してしまう。そこで警察は、捜査責任者をテレビに出演させる“劇場型捜査”を断行。6年前の誘拐事件で捜査に失敗した刑事・巻島がその役を任される。カメラの前で、挑発するかのように犯人に呼びかける巻島だったが……。
■2007年製作/117分/日本
■配給/ショウゲート
■監督/瀧本智行
■出演/豊川悦司、石橋凌、小澤征悦、笹野高史、井川遥、松田美由紀
崔洋一、石橋蓮司、他

『グラスホッパー』伊坂幸太郎(第7回候補作)

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【映画.com】より/人気作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説を、生田斗真、浅野忠信、山田涼介(Hey! Say! JUMP)の豪華共演で映画化。「犯人に告ぐ」「イキガミ」、生田主演の「脳男」などで知られる瀧本智行監督が、再び生田主演作でメガホンをとった。仕組まれた事故により恋人を失った教師・鈴木は、復讐のため教員としての職を捨て、裏社会の組織に潜入する。しかし、復讐を遂げようとした相手は「押し屋」と呼ばれる殺し屋によって殺されてしまう。押し屋の正体を探ろうとした鈴木だったが、自らの嘘がばれ、組織から追われる身になってしまう。ハロウィンの夜に渋谷のスクランブル交差点で起こった事故をきっかけに、心に闇を抱えた3人の男の運命が交錯していく様を描いた。
■2015年製作/119分/PG12/日本
■配給/KADOKAWA、松竹
■監督/瀧本智行
■出演/生田斗真、浅野忠信、山田涼介、麻生久美子、波留、菜々緒、宇崎竜童、吉岡秀隆、他

『ストロベリーナイト』誉田哲也(2007年候補作)

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【映画.com】より/誉田哲也の人気警察小説シリーズを原作に、女性刑事・姫川玲子の活躍を竹内結子主演で描いたドラマ「ストロベリーナイト」の劇場版。警視庁捜査一課の刑事・姫川玲子率いる姫川班の管轄で連続殺人事件が発生し、警察は合同特別捜査本部を設置する。やがて姫川のもとに「犯人は柳井健斗」という垂れ込み情報が入るものの、上層部から「柳井健斗には触れるな」という不可解な指示が下る。納得できない姫川は単独で捜査を進め、その過程で牧田という男と出会うが……。原作は小説のシリーズ第4作「インビジブルレイン」。
■2013年製作/127分/PG12/日本
■配給:東宝
■監督/佐藤祐市
■出演/ 竹内結子、西島秀俊、小出恵介、宇梶剛士、丸山隆平、田中要次、津川雅彦、遠藤憲一、高嶋政宏、生瀬勝久、武田鉄矢、他

『ジョーカー・ゲーム』柳広司(第11回候補作)

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【映画.com】より/2009年・第30回吉川英治文学新人賞や第62回日本推理作家協会賞を受賞した柳広司の同名スパイ小説を原作に、亀梨和也(KAT-TUN)、深田恭子、伊勢谷友介ら豪華キャスト共演で描いたスパイアクション。監督は、「SR サイタマノラッパー」シリーズで注目を集めた新鋭・入江悠。第2次世界大戦前夜の陸軍士官学校。上官の命令に背き、極刑となるはずだった嘉藤は、陸軍内に極秘裏に設立された諜報組織「D機関」の結城中佐に助けられる。数々の訓練を経て諜報員となった嘉藤は、初めての任務として、米国大使グラハムが持つ「ブラックノート」と呼ばれる機密文書を奪取するよう命じられる。しかし、そんな嘉藤の前にグラハムの愛人でもある謎の女リンが立ちふさがる。
■2015年製作/108分/G/日本
■配給/東宝
■監督/入江悠
■出演/亀梨和也、深田恭子、伊勢谷友介、小澤征悦、小出恵介、他

『ダイナー』平山夢明(第13回受賞作)

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【映画.com】より/藤原竜也と蜷川実花監督が初タッグを組み、平山夢明の小説「ダイナー」を映画化。元殺し屋の天才シェフ、ボンベロが店主をつとめる殺し屋専用の食堂「ダイナー」。日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したばかりに闇の組織に身売りされてしまった少女オオバカナコは、ボンベロに買われウェイトレスとして働くことに。ボンベロが「王」として君臨するダイナーには、全身傷だらけの孤高の殺し屋スキンや、子どものような姿をしたサイコキラーのキッド、不気味なスペイン語を操る筋肉自慢の荒くれ者のブロら、ひと癖もふた癖もある殺し屋たちが次々とやって来て……。ダイナーの店主ボンベロ役を藤原、物語の鍵を握る少女オオバカナコ役を玉城ティナが演じるほか、窪田正孝、斎藤工、小栗旬、土屋アンナ、奥田瑛二ら豪華キャスト陣が殺し屋役で出演。
■2019年製作/117分/G/日本
■配給/ワーナー・ブラザース映画
■監督/蜷川実花
■出演/藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二、他

『ユリゴコロ』沼田まほるか(第14回受賞作)

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【映画.com】より/沼田まほかるの同名ミステリー小説を、「僕等がいた」の吉高由里子主演で実写映画化。「君に届け」「近キョリ恋愛」の熊澤尚人監督がメガホンをとり、「人間の死」を心の拠り所にして生きる悲しき殺人者の宿命と葛藤を、過去と現在を交錯させながら描く。亮介は余命わずかな父の書斎で1冊のノートを見つける。「ユリゴコロ」と書かれたそのノートには、ある殺人者の記憶が綴られていた。その内容が事実か創作か、そして自分の家族とどんな関係があるのか、亮介は様々な疑念を抱きながらも強烈にそのノートに惹きつけられていく。謎に包まれた殺人者・美紗子役を吉高、彼女と運命的な出会いをする洋介役を松山ケンイチ、ノートを発見しその秘密に迫る亮介役を松坂桃李がそれぞれ演じる。
■2017年製作/128分/PG12/日本
■配給/東映、日活
■監督/熊澤尚人
■出演/吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチ、木村多江、他

原作は、電子書籍で読みましょう

上記記載の14作品のうち、電子書籍(Amazon Kindle)で読める作品を紹介します。

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かさばりません。すべてが端末(スマホ・タブレット・パソコン)の中に納まります。何十冊持ち歩いても場所も重さも関係ありません。
例えば、
布団の中で「スマホ」で読んでいた小説の続きを、次の日の朝にタブレットで電車の中で読めます。仕事中や帰宅後にパソコンでその続きを読み、スマホを防水状態にすればお風呂で読むこともできます。
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Amazon等での注文後、配達されるまでの待ち時間がありません。決済直後にすぐ読めます。
また、紙の本と比べると少し安く買えます。

活用しましょう!
私は毎朝エアロバイクを漕ぎながら電子書籍を読んでいます。

Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)

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Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)は、Amazonが運営する電子書籍サービスのサイトです。
月々980円の会費で、対象になっている、コミック・小説・ビジネス書・雑誌が追加費用不要で0円で読めます。

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期間中の解約も可能ですので、まずは無料体験で試してみては?
私はメチャメチャ活用しています。

まとめ

『大藪春彦賞』(2020年現在)の受賞作、最終候補作の中に映画化作品が12作ありました。他にも、ドラマ化などの映像化作品もあります。

「大藪春彦」氏の作品も映像化作品が多数あります。
『野獣死すべし』は松田優作主演で有名ですが、一昔前、1959年の「仲代達也」主演の作品のほうが原作に忠実で、原作ファンの方には評判が高いようです。
観くらべてみるのも面白そうです。