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第20回(2018年)「大藪春彦賞」受賞作品
佐藤究『Ank: a mirroring ape』
呉勝浩『白い衝動』

大藪春彦賞

「大藪春彦賞」とは、
1999年に創設。作家、大藪春彦氏の業績を記念し、優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家及び作品に贈られる賞。
主催は大藪春彦賞選考委員会、後援は(株)徳間書店。
対象作品は、毎年10月1日から翌年9月末日までに発表された小説作品の中から選ばれる。

ハードボイルド・
冒険小説・サスペンス

大藪春彦

1935年2月22日 – 1996年2月26日(61歳没)
日本のハードボイルド小説の先駆者、『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』など映像化作品も多数。

松田優作さんを思い出します!

『蘇る金狼』の「野望編」「完結編」
の2作は「Kindle Unlimited」の
読み放題対象です!

第20回大藪春彦賞受賞作は2作。
佐藤究『Ank: a mirroring ape』・呉勝浩『白い衝動』

第20回大藪春彦賞の受賞作は、
2016年10月から2017年9月までに刊行された作品から、
大沢在昌、黒川博行、藤田宜永による選考会が2018年1月22日に開かれ、受賞作が決定。
第20回(2018年)は、2作が受賞。

2作受賞の年も多いです。

佐藤究『Ank: a mirroring ape』(2017年8月)

呉勝浩『白い衝動』(2017年1月)

佐藤究『Ank: a mirroring ape』

(講談社BOOK倶楽部より引用)2026年、多数の死者を出した京都暴動(キョート・ライオット)。ウィルス、病原菌、化学物質、テロ攻撃の可能性もない。人類が初めてまみえる災厄はなぜ起こったのか。発端はたった一頭の類人猿、東アフリカからきた「アンク(鏡)」という名のチンパンジーだった。一人の霊長類研究者が壮大すぎる謎に立ち向かう。乱歩賞『QJKJQ』で衝撃の”デビュー”を果たした著者による、世界レベルの超絶エンターテインメント!

佐藤 究(さとう・きわむ)は、1977年、福岡県生まれ。
2004年、「佐藤憲胤」名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、デビュー。
2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。

読んでみます!

呉勝浩『白い衝動』

(講談社BOOK倶楽部より引用)小中高一貫校でスクールカウンセラーとして働く奥貫千早のもとに現れた高校1年の生徒・野津秋成は、ごく普通の悩みを打ち明けるように、こう語りだす。「ぼくは人を殺してみたい。できるなら、殺すべき人間を殺したい」
千早の住む町に、連続一家監禁事件を起こした入壱要が暮らしていることがわかる。入壱は、複数の女子高生を強姦のうえ執拗に暴行。それでも死に至らなかったことで、懲役15年の刑となり刑期を終えていた。
「悪はある。悪としか呼びようのないものが」
殺人衝動を抱える少年、犯罪加害者、職場の仲間、地域住民、家族……そして、夫婦。はたして人間は、どこまで「他人」を受け入れられるのか。
社会が抱える悪を問う、祈りに溢れた渾身の書き下ろし長編。

呉勝浩(ご・かつひろ)は、1981年青森県生まれ、
2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。
(受賞当時のペンネームは檎克比朗。読みは同じ)

主な著書は、

『ロスト』(2015年)大藪春彦賞候補。
『ライオン・ブルー』(2017年)第31回山本周五郎賞候補。
『マトリョーシカ・ブラッド (2018年)第40回吉川英治文学新人賞候補。
『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』 (2018年)第72回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補。
『スワン』 (2019年)第162回直木三十五賞候補・第41回吉川英治文学新人賞受賞・第73回日本推理作家協会賞受賞。

『スワン』は「直木賞」候補。

他の最終候補作は、

伊岡瞬『痣』(2018年11月)
(徳間書店より引用)奥多摩分署管内で、全裸美女冷凍殺人事件が発生した。被害者の左胸には柳の葉のような印。二週間後に刑事を辞職する真壁修は激しく動揺する。その印は亡き妻にあった痣と酷似していたのだ!何かの予兆?真壁を引き止めるかのように、次々と起きる残虐な事件。妻を殺した犯人は死んだはずなのに、なぜ?俺を挑発するのか―。過去と現在が交差し、戦慄の真相が明らかになる!

伊岡瞬(いおか・しゅん)は、1960年東京都生まれ、
2005年に『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞し、作家デビュー。

主な作品、
『代償』(2014年)
『悪寒』(2017年)
『本性』(2018年)
『冷たい檻』(2018年)
『不審者』(2019年)

ドラマ化
『代償』小栗旬主演。

2019年9月刊
『不審者』

神野オキナ『カミカゼの邦』(2017年8月)
(徳間書店より引用)魚釣島で日本人が中国人民解放軍に拘束されたことを機に海自と中国軍が交戦状態に入った。在日米軍もこれに呼応。沖縄を舞台に“戦争”が勃発した。米軍によって組織された民間の自警軍――琉球義勇軍に参加した沖縄生まれの渋谷賢雄は激戦を生き抜く。そして突然の終戦。東京に移った賢雄の周辺で暗躍する中国の非合法工作員〈紙の虎〉の真の目的は――? やがて賢雄のもとにかつての部下たちが集う。国際謀略アクション小説、新たな傑作の誕生。

神野オキナ(かみの・おきな)は、1970年沖縄県生まれ、
ライトノベル系の作品多数。
徳間書店より
『警察庁私設特務部隊KUDAN』 (2019年6月)
『警察庁私設特務部隊KUDAN ゴーストブロック』(2020年3月)

深町秋生『地獄の犬たち』(2017年9月)
(KADOKAWAより引用)警察官の俺に、人が殺せるのか!?
東京のやくざ組織・東鞘会に所属する兼高昭吾は、弟分の室岡と沖縄に飛び、ターゲットの喜納修三を殺害した。その夜、一人になった兼高は激しく嘔吐する。実は兼高は警視庁組対部に所属する潜入捜査官だったのだ。後継者問題をめぐり、東鞘会では血で血を洗う抗争が続いており、喜納殺害はその一環だった。兼高の最終任務は東鞘会会長である十朱の殺害。十朱は警視庁を揺るがす、ある“秘密”を握っていた。ボディガード役に抜擢された兼高は、身分が明かされた瞬間に死が迫る中、十朱への接近を図るが……。
『果てしなき渇き』『アウトバーン』の著者が挑む、ノンストップ・エンターテインメント!

深町秋生(ふかまち・あきお)は、1975年山形県生まれ、
2004年『果てしなき渇き』で第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。50万部を超えるベストセラーとなり、本格的に作家デビューした。2014年に、役所広司主演で映画化『渇き』。

私は大ファンで全部読み終わっています。
歴史小説に移った「北方謙三」、直木賞作家「馳星周」に変わり、
暴力・ヤクザもの・犯罪小説を楽しんでいます。
山形弁や東北弁があちらこちらに出てきます。
強い女性が主役のアクションものも多いです。

主な作品
『果てしなき渇き』(2005年)
『ダブル』(2010年)
『ダウン・バイ・ロー』(2012年)
『ジャックナイフ・ガール 桐崎マヤの疾走』(2014年)
『卑怯者の流儀』(2016年)
『探偵は女手ひとつ』(2016年)
『ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治』(2017年)
『死は望むところ』(2017年)

他にもシリーズもので、
『組織犯罪対策課 八神瑛子シリーズ』
『バッドカンパニーシリーズ』
『PO(プロテクション オフィサー)警視庁組対三課・片桐美波』

たくさん書いちゃいました。

2020年9月
『煉獄の獅子たち』!

以上です。

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まとめ

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また、ご自分で書いている方は「新人賞」に応募してみてはいかがでしょうか?

是非コチラもお読みください。