手塚治虫文化賞<br>受賞作品<br>第3回（1999年）は？<br>『MONSTER』浦沢直樹

「手塚治虫文化賞」とは？

「手塚治虫（てづか・おさむ）文化賞」とは？
朝日新聞社が1997年に創設したマンガ賞。
日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、手塚氏の志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的としている。
日本国内で刊行・発表されたマンガで、優れた成果をあげた作品および個人・団体が選出される。

朝日新聞社が創立した
マンガ賞です。

【マンガ大賞】年間を通じて最も優れた作品に贈られる。
【優秀賞】大賞に準ずる優れた作品に贈られる。（第6回まで）

手塚治虫

手塚治虫（てづか・おさむ）は、
昭和3年 – 平成元年（60歳没）、1946年に4コマ漫画『マアチャンの日記帳』で漫画家デビュー。1950年より漫画雑誌に登場、『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』といった大ヒット作を次々と手がける。
1970年代には『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』『ブッダ』など、晩年にも『火の鳥』『陽だまりの樹』『アドルフに告ぐ』など青年漫画においても傑作を生み出す。デビューから1989年の死去まで第一線で作品を発表し続け、存命中から「マンガの神様」と評された人物。

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第3回（1999年）手塚治虫文化賞【マンガ大賞】

『MONSTER』浦沢直樹（小学館）

（小学館より）ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、衝撃のサイコ・サスペンス!!
デュッセルドルフ・アイスラー病院の日本人医師・天馬賢三は、人道的見地から少年ヨハンの命を救う。それがすべての始まりだった…。ヨハンの真の姿は？天馬の運命は？ヨハンをめぐる天馬の旅は続く。

浦沢直樹（うらさわ・なおき）、1960年東京都出身。 1983年デビュー。以降、ヒット作多数。
『パイナップルARMY』、『YAWARA！』、『MASTERキートン』、『Happy！』、『PLUTO』、『20世紀少年』、『BILLY BAT』、『夢印-MUJIRUSHI-』、『連続漫画小説あさドラ！』など。
「電子書籍化」に移行しない作家さん。

第3回（1999年）手塚治虫文化賞【マンガ優秀賞】

★大賞に準ずる優れた作品に贈られます。

『神童』さそうあきら（双葉社）

（双葉社より）Boy meets Girl! 名門音大目指し浪人中の和音は、一人の野球大好き少女と出会う。彼女の名は成瀬うた。軽快にドビュッシーを弾きこなす天才少女ピアニスト! 音の出ないはずの漫画という表現手段なのに、あなたの心に美しい音楽が鳴り響きます!!

さそうあきらは、1961年、兵庫県出身。
1984年『シロイシロイナツヤネン』でちばてつや賞大賞を受賞しデビュー。
『トトの世界』、『コドモのコドモ』、『マエストロ』などヒット作多数。

第3回（1999年）手塚治虫文化賞【特別賞】

夏目房之介
マンガ批評の優れた業績に対して。

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