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第2回(2000年)「大藪春彦賞」受賞作品
福井晴敏『亡国のイージス』
電子書籍で読む。

大藪春彦賞

「大藪春彦賞」とは、
1999年に創設。作家、大藪春彦氏の業績を記念し、優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家及び作品に贈られる賞。
主催は大藪春彦賞選考委員会、後援は(株)徳間書店。
対象作品は、毎年10月1日から翌年9月末日までに発表された小説作品の中から選ばれる。

ハードボイルド・
冒険小説・サスペンス

大藪春彦

1935年2月22日 – 1996年2月26日(61歳没)
日本のハードボイルド小説の先駆者、『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』など映像化作品も多数。

松田優作さんを思い出します!

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第2回大藪春彦賞受賞作は、
福井晴敏『亡国のイージス』

第2回大藪春彦賞の受賞作は、
1998年10月から1999年9月までに刊行された作品から、
生島治郎、大沢在昌、北方謙三、船戸与一による選考会が2000年1月21日に開かれ、受賞作が決定。

福井晴敏『亡国のイージス』(1999年8月)

(講談社BOOK倶楽部より引用)よく見ろ、日本人。これが戦争だ。
現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏に設定されている。海上自衛隊護衛艦《いそかぜ》。その弾頭、通常に非ず。戦慄の書下ろし巨編。
自らの掟に従い、15歳で父親を手にかけた少年。
1人息子を国家に惨殺され、それまでの人生をなげうち鬼となった男。
祖国に絶望して叛逆の牙をむく、孤独な北朝鮮工作員。
男たちの底深い情念が最新のシステム護衛艦を暴走させ、
1億2千万の民を擁する国家がなす術もなく立ちつくす。
圧倒的筆力が描き出す、慟哭する魂の航路。

「大藪春彦賞」のほか、
第53回日本推理作家協会賞、
第18回日本冒険小説協会大賞、
直木賞候補

■福井晴敏(ふくい・はるとし)は、1968年東京都生まれ。
第一作『川の深さは』が第43回江戸川乱歩賞選考委員会で大きな話題となるが、惜しくも落選。
翌1998年、『Twelve Y. O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。
その後『亡国のイージス』で第53回日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞と、2000年の大藪春彦賞を受賞、直木賞候補ともなった。
2003年、『終戦のローレライ』で第23回吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。
『ローレライ(終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549』『亡国のイージス』が相次いで映画化。

『終戦のローレライ』
文庫版全4巻。

映画化多数!

他の最終候補作は、

奥田英朗『最悪』(1999年2月)
(講談社BOOK倶楽部より引用)不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢(あつれき)や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。無縁だった3人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。比類なき犯罪小説!
お先まっ暗、出口なし それでも続く人生か、
小さなつまずきが地獄の入り口。転がりおちる男女の行きつく先は?

■奥田英朗(おくだ・ひでお)は、1959年、岐阜県生まれ。
1997年『ウランバーナの森』でデビュー。
映像化作品も多数。
ミステリーサスペンス小説、社会派小説、ドタバタ喜劇、長編、短編集、幅広いジャンルで活躍されています。
2002年:大藪春彦賞(『邪魔』)
2004年:直木賞(『空中ブランコ』)
2007年:柴田錬三郎賞(『家日和』)
2009年:吉川英治文学賞(『オリンピックの身代金』)

『最悪』の他、
漢字2文字のタイトル
『邪魔』、『無理』、
オススメです!!

内山安雄『トウキョウ・バグ』(1999年3月)

未電子書籍化。

(Amazonより引用)日比混血の気弱な青年、大和。巨漢の在日イラン人、アリ。奇妙な友情で結びついた二人が、渋谷を舞台に、裏社会へ足を踏み入れる。俺たちはこの街を生き抜けるのか?おのれの疵を見つめながら疾走する男と女。立ちはだかるヤクザたち。知略と暴力のはてに、ジパングで彼らが見たものは―アジアへ熱い視線を投げ続ける著者渾身の、圧倒的な傑作ロマン・ノワール。

■内山安雄(うちやま・やすお)は、1951年北海道生まれ。慶応義塾大学文学部卒、同大学院中退。在学中より各国を放浪した経験に培われた、透徹した眼で世界を描きつづける。

松岡圭祐『千里眼』(1999年6月)

(KADOKAWAより引用)レジェンドはここから始まった。戦うカウンセラー岬美由紀の活躍の原点を描く『千里眼』が大幅な修正加筆を得て生まれ変わった! 究極のエディションがついに角川文庫に初登場。旧シリーズの完全版!

こちらは加筆修正版です。

■松岡圭祐(まつおか・けいすけ)は、1968年愛知県生まれ。
1997年、『催眠』でデビュー。
『千里眼』は1999年に発表。元航空自衛官で臨床心理士の岬美由紀が登場するシリーズで、北朝鮮の工作船や同時多発テロ・イラク戦争など、国際的時事問題を盛り込み、それを松岡流の料理の仕方で見せるのが特徴。

シリーズ化作品が多数、
『催眠シリーズ』『千里眼シリーズ』のほか、『万能鑑定士Q』『探偵の探偵』『高校事変』シリーズ、他で知られる。

小川竜生『カラス』(1999年9月)

未電子書籍化。

(「BOOK」データベースより引用)おれの名はカラス。大阪の底辺でくすぶって、地べたを這いずり回るような最低の人生を送っている。いつか恋人のアンナと、彼女の故郷フィリピンで暮らす。それだけがたった一つの希望だった。そのためには、ヤクの運び屋だろうがヤクザの下働きだろうがなんでもやる。ところが、ある日とんでもないものを盗んだことがきっかけで、おれの人生はもっとひどいどん底へと堕ちて行く…。

■小川竜生(おがわ・たつお)は、1952年-2003年(51歳没)。
代表作に『やくざもの』、『黄金の魂』など。


以上です。

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まとめ

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