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大藪春彦賞
「大藪春彦賞」とは、
1999年に創設。作家、大藪春彦氏の業績を記念し、優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家及び作品に贈られる賞。
主催は大藪春彦賞選考委員会、後援は(株)徳間書店。
対象作品は、毎年10月1日から翌年9月末日までに発表された小説作品の中から選ばれる。
ハードボイルド・
冒険小説・サスペンス
大藪春彦
1935年2月22日 – 1996年2月26日(61歳没)
日本のハードボイルド小説の先駆者、『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』など映像化作品も多数。
松田優作さんを思い出します!
『蘇る金狼』の「野望編」「完結編」
の2作は「Kindle Unlimited」の
読み放題対象です!
第21回大藪春彦賞受賞作は2作。
葉真中顕『凍てつく太陽』・河﨑秋子『肉弾』
第21回大藪春彦賞の受賞作は、
2017年10月から2018年9月までに刊行された作品から、
大沢在昌、黒川博行、藤田宜永による選考会が2019年1月23日に開かれ、受賞作が決定。
第21回(2019年)は、2作が受賞。
2作受賞の年も多いです。
葉真中顕『凍てつく太陽』(2018年8月)
河﨑秋子『肉弾』(2017年10月)
葉真中顕『凍てつく太陽』
(幻冬舎より引用)昭和20年、終戦間際の北海道・室蘭。逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密をめぐり、軍需工場の関係者が次々と毒殺される。アイヌ出身の特高刑事・日崎八尋は「拷問王」の異名を持つ先輩刑事の三影らとともに捜査に加わるが、事件の背後で暗躍する者たちに翻弄されていく――。真の「国賊」は誰なのか? かつてない「戦中」警察小説!
葉真中顕(はまなか・あき)は、1976年3月、東京生まれ。
『ライバル』(2009年)で第1回角川学芸児童文学賞優秀賞を受賞(はまなかあき名義)
『ロスト・ケア』(2013年)
第16回日本ミステリー文学大賞新人賞。
『絶叫』(2015年)
吉川英治文学新人賞候補、日本推理作家協会賞候補。
『コクーン』(2017年)
第38回吉川英治文学新人賞候補。
大藪春彦賞受賞作『凍てつく太陽』は、第72回日本推理作家協会賞も受賞。
他に、『ブラック・ドッグ』(2016年)、『Blue』(2019年)等。
ほとんど読みました!
河﨑秋子『肉弾』
(KADOKAWAより引用)大学を休学中の貴美也は、父・龍一郎に反発しながらもその庇護下から抜け出せずにいた。北海道での鹿狩りに連れ出され、山深く分け入ったその時、2人は突如熊の襲撃を受ける。貴美也の眼前でなすすべなく腹を裂かれ、食われていく龍一郎。どこからか現れた野犬の群れに紛れ1人逃げのびた貴美也は、絶望の中、生きるために戦うことを決意する。
圧倒的なスケールで人間と動物の生と死を描く。
河﨑秋子(かわさき・あきこ)は、1979年北海道生まれ、
紹介文には「作家」の脇に「羊飼い」とあります。
主な著書は、
『颶風の王』(2015年)※Kindle Unlimited 読み放題対象作品
『土に贖う』(2019年)
『鳩護』(2020年)
新作は「鳩」の話し。
他の最終候補作は、
大山淳子『赤い靴』(2018年8月)
(ポプラ社より引用)七歳の誕生日の夜、葵は母親を目の前で惨殺された。誰が何のために母を殺したのか。奇跡的に生き延びた葵がたどり着いたのは、超然とした佇まいの老人と犬が支配する人跡未踏の山中だった。隔絶された世界で成長した葵は、ある出来事の後、復讐の念を魂に刻んで下山する。「死ぬってどういうことだとあなたは思う?」生と死の狭間で交錯する欲望。葵が最後に見たのは、希望か絶望か–。息もつかせぬ怒涛の展開。
驚愕のラストまで一気読み必至の傑作長編!!
大山淳子(おおやま・じゅんこ)は、1961年東京都生まれ、早稲田大学教育学部卒。
2011年、『猫弁〜死体の身代金〜』で第3回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞。2012年、同作を改題した『猫弁〜天才百瀬とやっかいな依頼人たち〜』で小説家デビュー。同年、『カゲロウの羽』で第30回向田邦子賞候補。
人気シリーズ「猫弁シリーズ」は累計40万部、「あずかりやさんシリーズ」は累計28万部を突破している。
映画化
『猫は抱くもの』
沢尻エリカ主演。
下村敦史『黙過』(2018年4月)
(徳間書店より引用)移植手術を巡り葛藤する新米医師――「優先順位」。安楽死を乞う父を前に懊悩する家族――「詐病」。過激な動物愛護団体が突き付けたある命題――「命の天秤」。ほか、生命の現場を舞台にした衝撃の医療ミステリー。注目の江戸川乱歩賞作家が放つ渾身のどんでん返しに、あなたの涙腺は耐えられるか。最終章「究極の選択」は、最後にお読みいただくことを強くお勧めいたします。
下村敦史(しもむら・あつし)は、1981年京都府生まれ、
2014年『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。
デビュー後、著書多数。
2020年9月『同姓同名』刊行。
深緑野分『ベルリンは晴れているか』(2018年9月)
(筑摩書房より引用)総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅出つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり―ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。最注目作家が放つ圧倒的スケールの歴史ミステリ。
深緑野分(ふかみどり・のわき)は、1983年神奈川県生まれ、
2010年、短編『オーブランの少女』で作家デビュー。
『ベルリンは晴れているか』と『戦場のコックたち』(2015年)は直木賞候補作品。
2020年10月刊行
『この本を盗む者は』(2020年10月)
以上です。
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まとめ
冒険小説・ハードボイルド小説好きなら、「大藪春彦賞」「大藪春彦新人賞」の受賞作はお好みに合うのではないでしょうか?
また、ご自分で書いている方は「新人賞」に応募してみてはいかがでしょうか?
是非コチラもお読みください。