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第18回(2016年)「大藪春彦賞」受賞作品
須賀しのぶ『革命前夜』
電子書籍で読む。

大藪春彦賞

「大藪春彦賞」とは、
1999年に創設。作家、大藪春彦氏の業績を記念し、優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家及び作品に贈られる賞。
主催は大藪春彦賞選考委員会、後援は(株)徳間書店。
対象作品は、毎年10月1日から翌年9月末日までに発表された小説作品の中から選ばれる。

ハードボイルド・
冒険小説・サスペンス

大藪春彦

1935年2月22日 – 1996年2月26日(61歳没)
日本のハードボイルド小説の先駆者、『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』など映像化作品も多数。

松田優作さんを思い出します!

『蘇る金狼』の「野望編」「完結編」
の2作は「Kindle Unlimited」の
読み放題対象です!

第18回大藪春彦賞受賞作は、須賀しのぶ『革命前夜』

第18回大藪春彦賞の受賞作は、
2014年10月から2015年9月までに刊行された作品から、
大沢在昌、今野敏、馳星周、藤田宜永による選考会が2016年1月28日に開かれ、受賞作が決定。

女性作家の受賞も多いです。

須賀しのぶ『革命前夜』(2015年3月)

(文藝春秋BOOKSより引用)1989年、日本の喧騒を逃れ、ピアノに打ち込むために東ドイツに渡った眞山柊史。彼が留学したドレスデンの音楽大学には、学内の誰もが認める二人の天才ヴァイオリニストがいた。
正確な解釈でどんな難曲でもやすやすと手なづける、イェンツ・シュトライヒ。
奔放な演奏で、圧倒的な個性を見せつけるヴェンツェル・ラカトシュ。
ヴェンツェルに見込まれ、学内の演奏会で彼の伴奏をすることになった眞山は、気まぐれで激しい気性をもつ彼に引きずり回されながらも、彼の音に魅せられていく。
冷戦下の東ドイツを舞台に、一人の音楽家の成長を描いた、
著者渾身の歴史エンターテイメント。

■須賀しのぶ(すが・しのぶ)は、1972年埼玉県生まれ、上智大学文学部卒業。『惑星童話』で1994年上期コバルト・ノベル大賞の読者大賞を受賞。以後、女性向けライトノベルを中心に活躍。

一般文芸に移行した後の主な著書は、
『スイート・ダイアリーズ』(2007年)
『芙蓉千里』(2009年)
『神の棘Ⅰ・Ⅱ』(2010年)
『また、桜の国で』(2016年)
『夏空白花(2020年)』

『また、桜の国で』は、第156回直木賞候補。

高校野球が題材の小説も多いです。

他の最終候補作は、

榎本憲男『エアー2.0』(2015年9月)

(小学館より引用)あの人は資本主義をやり直そうとしている!
新国立競技場の工事現場で働く中谷は、不思議な老人と出会う。老人はいかにも肉体労働には向いておらず、仕事をクビになるが、現場を去る直前、翌日の競馬の大穴馬券を中谷に託していた。老人が姿を消した直後、工事現場では爆破事件が起こり、翌日馬券は見事的中する。 
5000万円の現金を手にした中谷の前に、再び老人が現れ、彼が開発した市場予測システム「エアー」の代理人として、日本政府との交渉窓口となるよう、中谷は依頼される。
「エアー」は世の中に渦巻く人間の感情を数値化して、完璧な市場予測を可能にするシステムで、それは政府が握るビッグデータと結びつくことで、国家の予算を潤すほどの巨額な利益をもたらすものだった。
謎の老人の代理人として、政治家や官僚たちと交渉を重ねる中谷だったが、「エアー」供与する見返りとして、福島の帰還困難地域を経済自由区として、自分たちに運営を任せるという要求を突きつけるのだった。
現代日本が直面する難題をつまびらかにし、圧倒的なスケールで描く近未来経済サスペンス小説。

榎本憲男(えのもと・のりお)は、1959年和歌山県生まれ、青山学院大卒。
映画監督、脚本家、映画プロデューサー、小説家。
『見えないほどの遠くの空を』(2010年、自ら監督する映画の原作小説)
『巡査長 真行寺弘道』(2018年、警察小説)
『DASPA 吉良大介』(2020年)

『巡査長 真行寺弘道』
はシリーズ化されています。

深緑野分『戦場のコックたち』(2015年8月)

(東京創元社より引用)合衆国陸軍の特技兵(コツク)、19歳のティムはノルマンディー降下作戦で初陣を果たす。軍隊では軽んじられがちなコックの仕事は、戦闘に参加しながら炊事をこなすというハードなものだった。個性豊かな仲間たちと支え合いながら、ティムは戦地で見つけたささやかな謎を解き明かすことを心の慰めとするが。戦場という非日常における「日常の謎」を描き読書人の絶賛を浴びた著者の初長編。解説=杉江松恋

深緑野分(ふかみどり・のわき)は、1983年神奈川県生まれ、
2010年、短編『オーブランの少女』で作家デビュー。

『戦場のコックたち』と『ベルリンは晴れているか』(2018年)は直木賞候補作品。

2020年10月刊行

『この本を盗む者は』(2020年10月)

元新聞記者、
本城雅人さんの作品は
プロ野球・競馬等のスポーツ題材から
新聞社題材等、
最近は、警察小説など
活躍の幅が広くなってきています。

本城雅人『トリダシ』(2015年7月)

(文藝春秋BOOKSより引用)ベテランのエースから引退の独占スクープを託され、女性記者が満を持して書いた原稿が紙面に掲載されなかった理由とは――。
日本のプロか、メジャーリーグ入りかで迷う有力高校生の留守宅を訪ね、彼の決意の行方を確信する元プロ野球選手だった記者の眼――。
ストーブリーグの季節、人気球団の監督が決まるまでの各スポーツ紙による熾烈な取材合戦――。
スポーツ新聞・東西スポーツ編集部の名物デスク、鳥飼義伸は口ぐせが「とりあえずニュース出せ」のため、あだ名はトリダシ。影のGMとも噂される優秀な記者だが、露骨で下品な言動と、なりふり構わぬ取材ゆえ、社の内外に敵は多い。彼の下で記者たちは翻弄されながらも、ライバル紙とのスクープ合戦に勝利すべく一丸となっていく。
自らの記者体験をもとに臨場感あふれるスポーツ紙の現場を描き、著者のターニングポイントになった作品。

本城雅人(ほんじょう・まさと)は、1965年神奈川生まれ、明治学院大学卒業。
2009年『ノーバディノウズ』で小説家デビュー、
元新聞記者(スポーツ新聞)の経歴から、野球を題材にするもの、新聞記者を題材にする作品が多い。

主な著書に、
『球界消滅』(2012年)
『ミッドナイト・ジャーナル』(2016年)
『マルセイユ・ルーレット』(2016年)
『監督の問題』(2017年)
『傍流の記者』(2018年)

『傍流の記者』は、
直木賞候補!

2020年新作、

以上です。

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まとめ

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是非コチラもお読みください。