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第14回(2012年)「大藪春彦賞」受賞作品
沼田まほかる『ユリゴコロ』
電子書籍で読む。

大藪春彦賞

「大藪春彦賞」とは、
1999年に創設。作家、大藪春彦氏の業績を記念し、優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家及び作品に贈られる賞。
主催は大藪春彦賞選考委員会、後援は(株)徳間書店。
対象作品は、毎年10月1日から翌年9月末日までに発表された小説作品の中から選ばれる。

ハードボイルド・
冒険小説・サスペンス

大藪春彦

1935年2月22日 – 1996年2月26日(61歳没)
日本のハードボイルド小説の先駆者、『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』など映像化作品も多数。

松田優作さんを思い出します!

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第14回大藪春彦賞受賞作は、
沼田まほかる『ユリゴコロ』

第14回大藪春彦賞の受賞作は、
2010年10月から2011年9月までに刊行された作品から、
大沢在昌、今野敏、馳星周、藤田宜永による選考会が2012年1月25日に開かれ、受賞作が決定。

沼田まほかる『ユリゴコロ』(2011年3月)

(双葉社より引用)ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか? 絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー! まほかるブームを生んだ超話題作!

本屋大賞にもノミネート。
コミック化も。

■沼田まほかる(ぬまた・まほかる)は、1948年大阪府生まれ。
2005年、長編『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞し、56歳で遅咲きのデビュー。
その他、
『彼女がその名を知らない鳥たち』
『猫鳴り』
『アミダサマ』
イヤミス(読後にイヤな後味が残るミステリー)の女王とも呼ばれる。

映画化作品が2作
『ユリゴコロ』
『彼女がその名を知らない鳥たち』

他の最終候補作は、

香納諒一『心に雹の降りしきる』(2011年9月)
(双葉社より引用)7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見された。まったく期待せずに捜査を再開した県警捜査一課の都筑だが、数日後、情報をもたらした探偵・梅崎の死体が発見される。梅崎はいったい何を掴んでいたのか? そして更なる事件が――。「このミステリーがすごい!」2012年版第9位。

■香納諒一(かのう・りょういち)は、1963年神奈川県生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。
1991年に『ハミングで二番まで』で第13回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。

「K・S・Pシリーズ」
『孤独なき地』(2007年)
『毒のある街』(2008年)
『噛む犬』(2011年)
『女警察署長』(2012年)
『約束 K・S・Pアナザー』(2015年)

桜木紫乃『ラブレス』(2011年8月)

(新潮社より引用)謎の位牌を握りしめて、百合江は死の床についていた──。彼女の生涯はまさに波乱万丈だった。道東の開拓村で極貧の家に育ち、中学卒業と同時に奉公に出されるが、やがては旅芸人一座に飛び込んだ。一方、妹の里実は地元に残り、理容師の道を歩み始める……。流転する百合江と堅実な妹の60年に及ぶ絆を軸にして、姉妹の母や娘たちを含む女三世代の凄絶な人生を描いた圧倒的長編小説。

■桜木紫乃(さくらぎ・しの)は、1965年北海道生まれ。
結婚、出産後に文芸誌『北海文学』の同人として活動し、
2002年『雪虫』で第82回オール讀物新人賞を受賞。
2012年『ラブレス』で直木賞候補、大藪春彦賞候補、吉川英治文学新人賞候補。第41回釧新郷土芸術賞受賞。翌2013年に第19回島清恋愛文学賞。
2013年『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞。
他に、
『氷平線』(2007年)
『霧灯』(2005年)第12回松本清張賞候補。
『蛇行する月』(2016年)
『ふたりぐらし』(2018年)
『家族じまい』(2020年)で第15回中央公論文芸賞受賞。

映画化
『起終点駅-ターミナル』

2020年11月公開
『ホテルローヤル』

樋口毅宏『テロルのすべて』(2011年7月)

(徳間書店より引用)自分たちの都合のいいようにルールを決め、今なお世界の覇者気取りで澄ましているアメリカを、僕は心の底から軽蔑している。嫌いじゃない、大ッ嫌いだ。では、弱者が取るべき行動は何か。自分より弱者を見つけ、叩くことではない。強者の脳天に斧を振り上げることではないだろうか。そう。テロルこそもっとも有効な手段なのである。注目の異才がどこまでも過激に紡ぎ出す、テロリズムまでの道のり。

■樋口毅宏(ひぐち・たけひろ)は、1971年生まれ。出版社勤務を経て、2009年『さらば雑司ヶ谷』で作家デビュー。著書に『日本のセックス』『民宿雪国』『二十五の瞳』など。『民宿雪国』は山本周五郎賞、山田風太郎賞の候補に。本書『テロルのすべて』は大藪春彦賞の候補になった。

薬丸岳『ハードラック』(2011年9月)

(講談社BOOK倶楽部より引用)二五歳にもなって日雇い仕事すら失い、「大きなことをするため」闇の掲示板で四人の仲間を募った仁は、軽井沢で起きた放火殺人の汚名を着せられてしまう。なぜ俺を嵌めた? 信じられるのは誰なんだ? 手探りで真犯人を探す仁、闇世界の住人たち、追う刑事。物語は二転三転し、慟哭の真相へと向かっていく。

■薬丸岳(やくまる・がく)は、1969年、兵庫県生まれ、小学校5年生の時に東京に転居。
2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。

おもな著作に、
【刑事・夏目信人シリーズ】
『刑事のまなざし』(2011年)
『その鏡は嘘をつく』(2013年)
『刑事の約束』(2014年)
『刑事の怒り』(2018年)

他、
『友罪』(2014年)第35回吉川英治文学新人賞候補、(生田斗真・瑛太で映画化)
『Aではない君と』(2016年)第37回吉川英治文学新人賞受賞


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