ハードボイルド

日本冒険小説協会大賞
第3回受賞作(1984年作品)
電子書籍で読む。

日本冒険小説協会

日本冒険小説協会(Japan Adventure Fiction Association)は、
1981年に内藤陳が設立した冒険小説愛好者の親睦団体。
前年に国内で発表された冒険小説作品の中から会員の投票により選定し作者に贈る「日本冒険小説協会大賞」を主宰。
2011年12月28日に内藤が死去したことを受け、2012年3月、協会の解散が発表された。
日本冒険小説協会大賞受賞作は、協会創設後、1982年から2011年まで30回選出。「日本軍大賞」と称された国内作品と、「外国軍大賞」と称された海外の翻訳作品、不定期に、「特別賞」「優秀映画賞」なども選出されていた。

「日本冒険小説協会大賞」とは?

第3回(日本軍大賞)受賞作、『山猫の夏』船戸与一

表紙画像をクリックすると
作品の詳細案内ページにリンクします。

『山猫の夏』船戸与一(1984年、講談社)

(講談社BOOK倶楽部より引用)船戸冒険小説の原点。ブラジル東北部の町エクルウは、アンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されている。両家はことごとに対立反目し、殺し合いが絶えない。そんな怨念の町に、<山猫(オセロット)>こと弓削一徳(ゆげいっとく)がふらりと現れた。山猫の動く所、たちまち血しぶきがあがる。謎の山猫の恐るべき正体はいつ明かされる? 南米3部作第1弾。 

■第3回日本冒険小説協会大賞受賞作。
■第6回吉川英治文学新人賞を受賞。

「ヤングジャンプ」で
コミック化されています。

本作と『神話の果て』『伝説なき地』と併せて「南米3部作」と呼ばれています。

船戸与一

船戸与一(ふなど・よいち)は、1944年2月8日 – 2015年4月22日(71歳没)。山口県生まれ、早稲田大学法学部卒。
1979年『非合法員』で小説家デビュー。

日本冒険小説協会大賞を6回も受賞、2000年には第123回直木賞を受賞するなど、著作多数。
外浦吾朗の筆名で『ゴルゴ13』の原作も手掛ける。そのうち3作『落日の死影』『おろしや間諜伝説』『鬼畜の宴』は自身により小説化されています。

受賞歴、
1985年『山猫の夏』第3回日本冒険小説協会大賞、第6回吉川英治文学新人賞。
1988年『猛き箱舟』第6回日本冒険小説協会大賞。
1989年『伝説なき地』第7回日本冒険小説協会大賞、第42回日本推理作家協会賞(長編部門)。
1992年『砂のクロニクル』第10回日本冒険小説協会大賞、第5回山本周五郎賞。
1996年『蝦夷地別件』第14回日本冒険小説協会大賞。
2000年『虹の谷の五月』第123回直木三十五賞。
2004年『夢は荒れ地を』第22回日本冒険小説協会大賞。
2014年 第18回日本ミステリー文学大賞。

日本冒険小説協会大賞は
常連ですね!

第3回(外国軍大賞)受賞作、『暗殺者』

『暗殺者(The Bourne Identity)』
ロバート・ラドラム(翻訳:山本 光伸)(1980年、新潮社)

絶版書のため、
紙の本です。

僕はいったい誰なんだ? 嵐の海から瀕死の重傷で救助された男は、いっさいの過去の記憶をなくしていた。残されたわずかな手掛かり――整形手術された顔、コンタクト・レンズ使用痕、頭髪の染色あと、そして身体に埋めこまれていた銀行の口座番号――は、彼を恐ろしい事実へと導いていく。自分の正体を知るための執拗な彼の努力は、彼の命を狙う者たちをも引き寄せることとなった……。

ロバート・ラドラム

ロバート・ラドラム(Robert Ludlum)は、1927年5月-2001年3月。
アメリカの小説家。スパイ小説で知られている。

「ジェイソン・ボーン」3部作
記憶を失った男「ジェイソン・ボーン」の闘いを描くスパイ・アクション。このシリーズは、ラドラムの没後、別の作家によって続編が書かれている。
『暗殺者』はシリーズ1作目。
2002年に映画化『ボーン・アイデンティティー』

『殺戮のオデッセイ』 (1986年 角川書店)
2004年に映画化『ボーン・スプレマシー』


『最後の暗殺者』 (1989年 角川書店)
2007年に映画化『ボーン・アルティメイタム』

映画は「マット・デイモン」主演。

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まとめ

「日本冒険小説協会大賞」は、冒険小説・ハードボイルド小説好きには、たまらない作品ではないでしょうか?