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「日本冒険小説協会大賞」とは?
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日本冒険小説協会

日本冒険小説協会(Japan Adventure Fiction Association)は、
1981年に内藤陳が設立した冒険小説愛好者の親睦団体。
前年に国内で発表された冒険小説作品の中から会員の投票により選定し作者に贈る「日本冒険小説協会大賞」を主宰。

2011年12月28日に内藤が死去したことを受け、2012年3月、協会の解散が発表された。

日本冒険小説協会ホームページは、コチラから)

規約(抜粋)日本冒険小説協会ホームページより

【会規約】
1:本会は「日本冒険小説協会」と称する。通称としては「AFの会」を用いる。
2:本会は、良質の冒険小説、並びに男の想いを描いた小説を愛する事を以って目的とする。
3:本会会員は、入会の意志を表明し、会費納入の時点を持って、会員と認められる。
4:内藤 陳は、自薦により、会長である。会長は偉いのだ。会におけるすべての最終決定権を有する。
【会員特典】
1:地方からの上京会員は、冒険小説協会公認酒場にて、ジェイムソンを3杯、無料で飲むことができる。
2:同じく地方からの上京会員は、公認酒場が満席の場合、在京会員を追い出す事ができる。(優先的に着席する権利がある)
【付則】
1:AFの会では、「日本冒険小説協会大賞」の選出を、毎年1回行う。これは、全会員の投票によるが、同点の場合につき最終決定は会長がする。
大賞の対象となる作品は、前年12月1日から、その年の12月31日まで(奥付の発行日)に出版された、おもしろ本(新刊に限る)である。
大賞は原則として、日本と海外から各1冊ずつ、また、優秀賞などもある。発表は全国総会の席上で行う。賞品は、モデルガンに「日本冒険小説協会大賞」と作品名・著者名が彫り込まれてあるものを贈る。
2:会費は、年間●千円を標準とする。(ただし●千円がキツイという人は会長が相談にのります。つまり、自己申告による割引も有り得る)
3:本会は、会長自ら経営する公認酒場「深夜+1」を持つ。
4:全国総会は、年1回開催する。
【入会案内】
本会は、良質の冒険小説、ハードボイルド並びに男の想いを描いた小説を愛する方ならば、どなたでも入会する事が出来ます。

・・・・・

格好いい!
楽しそう!

内藤陳(ないとう・ちん)

1936(昭和11)年9月18日 – 2011(平成23)年12月28日(75歳没)は、コメディアン、俳優、書評家。日本大学芸術学部中退。
1981年に日本冒険小説協会を設立して会長に就任。

(画像引用:http://blog.livedoor.jp/ukk_1/archives/1946366.html)

【日本冒険小説協会ホームページより】
内藤 陳会長よりご挨拶
「血が男の中に流れている限り、不可能ということはないんだよ」
<高い砦 デズモンド・バグリィ著 ハヤカワ文庫>
されば愛おしき同志(とも)よ、さんざ工事中で悪かったとまずゴメン、ウ? おれ? 

おれか?

おれは、何もかも失ったコメディアンくずれの男だ。失うことのできるものは、もう命くらいしか、残っていない。

 ナイトー・チンというのが名前だ。

以前をいえば、日本でも指折りの、ハードボイルドコメディアンだった。だがおれの女房は「夜毎の酒」で、おれの親友は「オモシロ本」だった。こいつがあるばっかりに、おれのアタマは狂ってしまった。だがおれは、そのどちらも手放すことができなかった。
いまは、新宿のゴールデン街でマクツと呼ばれる酒場「深夜プラス1」で神をやっている。この裏町でさえおれは嬉しい。この裏町でさえ、ひとは世界中からおれのところへやってくる。その人びとには、優しさがある。粋な会話とバカ話がある。ホモシロ本とオモシロ映画の世界がある。
そして、おれは、いまでもコメディアンなのだ。日本でも指折りの、売れないコメディアンなのだ。
などと、ショッパナから大見得を切っては見せたが、実のところは、オモシロ本と映画と人々とポーカーの大好きな飲んだくれの陳メであるからにして、もっとそばへ、こら!逃げるでない。ま、一言で言えばおれのモットーは『君たちの金を無駄にはさせない』 つまり小説には二種類しかない。『面白い』か『面白くない』かなのである。
されば、こんな陳メでも良かったらアフリカ(こんご)ヨロシュウ、オタノモウシマス。

深夜+1(プラスワン)

内藤陳が経営していた
日本冒険小説協会公認酒場「深夜プラスワン」新宿ゴールデン街にある。

(画像引用:http://blog.livedoor.jp/ukk_1/archives/1946366.html)

馳星周『ゴールデン街コーリング』

馳星周さんが学生時代に3年間アルバイトしていたというお店。
『ゴールデン街コーリング』(2018年)は、「深夜プラスワン」を題材とした作品。

日本冒険小説協会大賞受賞作

日本冒険小説協会大賞受賞作は、協会創設後、1982年から2011年まで30回選出。
「日本軍大賞」と称された国内作品と、
「外国軍大賞」と称された海外の翻訳作品、
不定期に、「特別賞」「優秀映画賞」なども選出されていた。

こだわり派の選ぶ作品です。
おもしろいに決まっています!

日本冒険小説協会解散宣言

(日本冒険小説協会ブログより)  平成24年3月24日

1980年、月刊プレイボーイ誌上で“我等が会長”内藤陳の呼び掛けに応え参集した有志たちにより結成された日本冒険小説協会。 以来三十余年、ある時はマニラで名機ダコタの終焉に立ち会い、またある時はシトロエンを駆ってヨーロッパを横断し、 はたまたある時は横浜中華街でドラゴンボートレースに飛び入り参加し、熱海温泉街のホテルを3軒飲み潰し、 熱愛する面白本を勝手に選んで勝手に表彰し、国内外を問わず数多の地で様々な伝説を生み出して参りました。
しかし、昨年末に会の精神的支柱であり永世会長である内藤陳が天に帰した事、 また、冒険小説という名のUボートがエンターテインメントという大海に深く静かに潜航した今、 日本冒険小説協会はその使命を果たし終えたと考えます。
天に帰した永世会長内藤陳に代わり、ここに日本冒険小説協会の解散を宣します。
日本冒険小説協会 運営局 『深夜プラス1』

各回の大賞作品

少しずつ編集して紹介させて頂きます。
著者の経歴・近刊等も案内する予定です。

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