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第16回(2014年)「大藪春彦賞」受賞作品
梓崎優『リバーサイド・チルドレン』
西村健『ヤマの疾風(かぜ)』
電子書籍で読む。

大藪春彦賞

「大藪春彦賞」とは、
1999年に創設。作家、大藪春彦氏の業績を記念し、優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家及び作品に贈られる賞。
主催は大藪春彦賞選考委員会、後援は(株)徳間書店。
対象作品は、毎年10月1日から翌年9月末日までに発表された小説作品の中から選ばれる。

ハードボイルド・
冒険小説・サスペンス

大藪春彦

1935年2月22日 – 1996年2月26日(61歳没)
日本のハードボイルド小説の先駆者、『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』など映像化作品も多数。

松田優作さんを思い出します!

『蘇る金狼』の「野望編」「完結編」
の2作は「Kindle Unlimited」の
読み放題対象です!

第16回大藪春彦賞受賞作は、2作
梓崎優『リバーサイド・チルドレン』
西村健『ヤマの疾風(かぜ)』

第16回大藪春彦賞の受賞作は、
2012年10月から2013年9月までに刊行された作品から、
大沢在昌、今野敏、馳星周、藤田宜永による選考会が2014年1月23日に開かれ、受賞作が決定。

選考委員の作品も好きです。

梓崎優『リバーサイド・チルドレン』(2013年9月)

(AMAZONより引用)カンボジアの地を彷徨う日本人少年は、現地のストリートチルドレンに拾われた。「迷惑はな、かけるものなんだよ」過酷な環境下でも、そこには仲間がいて、笑いがあり、信頼があった。しかし、あまりにもささやかな安息は、ある朝突然破られる――。彼らを襲う、動機不明の連続殺人。少年が苦難の果てに辿り着いた、胸を抉る真相とは?激賞を浴びた『叫びと祈り』の俊英が、カンボジアを舞台に贈る鎮魂と再生の書。

梓崎優(しざき・ゆう)は、1983年東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。
2008年、短編「砂漠を走る船の道」で第5回ミステリーズ新人賞を受賞しデビュー。

主な作品、
『叫びと祈り』(2010年)
「砂漠を走る船の道」を収録。

西村健『ヤマの疾風(かぜ)』(2013年9月)

紙の本のみ。

(徳間書店より引用)昭和44年、筑豊。主要産業の炭鉱(ヤマ)が衰退するなか、荒々しい気質だけは健在だった。いずれはこの地を支配すると目されるヤクザ組織「海衆商会」主催の賭場で現金強奪事件が発生。主犯のチンピラ・菱谷松次に対し、同会若頭・中場杜夫の厳しい追及の手が伸びる。運命の邂逅はやがて、筑豊ヤクザ抗争の根底を揺さぶる巨大な奔流へ――。激動の土地と時代を駆け抜けた男たちの苛烈な人生讃歌!

西村健(にしむら・けん)は、1965年福岡県生まれ。ラサール高校、東京大学工学部卒業後、労働省に入省するが4年で退職しフリーライターに。
1996年『ビンゴ』で作家デビュー。
2011年『地の底のヤマ』で第33回吉川英治文学新人賞受賞。日本冒険小説協会大賞(国内部門)を過去3回受賞。

『ビンゴ』(1996年)第15回日本冒険小説協会大賞(特別部門大賞)受賞
『劫火』(2005年)第24回日本冒険小説協会大賞受賞。
『残火』(2010年)第29回日本冒険小説協会大賞受賞。
『地の底のヤマ』(2011年)第30回日本冒険小説協会大賞受賞、第33回吉川英治文学新人賞受賞。

他に、
中洲のラーメン屋台〈ゆげ福〉の息子・弓削匠(ゆげたくみ)は、ラーメンには目がない私立探偵。様々な事件を次々に解決していく何度も美味しい短編集。
『ゆげ福 博多探偵事件ファイル』(2009年)
※第61回日本推理作家協会賞(短編部門)候補、「点と円」収録。
『はしご 博多探偵ゆげ福』(2013年)
『完食! 博多探偵ゆげ福』(2015年)

他の最終候補作は、

相場英雄『血の轍』(2013年1月)
(幻冬舎より引用)東京都内の公園で絞殺体が見つかった。被害者は元刑事。警視庁捜査一課の兎沢が調べると、被害者は殺される直前、パソコンのメモリーカードを知人に送っていた。兎沢はカードを追うが、入手寸前に邪魔が入る。立ちはだかるのは、かつて所轄時代に数々の事件を解決しながら兎沢に捜査のイロハを叩き込んだ公安部の志水だった。殺された元刑事は警視庁全体を揺るがす、ある事件の真相を掴んでいたのだ。事件を詳らかにしたい刑事部と、闇に葬り去りたい公安部の熾烈な争いが勃発し、兎沢と志水の絆が引き裂かれていく――。
第26回山本周五郎賞候補作。
ドラマ化、WOWOW「連続ドラマW」

■相場英雄(あいば・ひでお)は、1967年新潟県生まれ、1989年に時事通信社に入社。
2005年『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞し作家デビュー。
2012年BSE問題を題材にした『震える牛』が話題となりドラマ化、ベストセラーに。

主な著書、
『震える牛』(2012年)※「Kindle Unlimited」読み放題対象作品。
『ナンバー』(2012年)
『トラップ』(2014年)
『リバース』(2015年)
『ガラパゴス』(2016年)※「Kindle Unlimited」読み放題対象作品。
『不発弾』(2017年)
『トップリーグ』など。

ドラマ化
『血の轍』
『震える牛』
『不発弾』
『トップリーグ』

『震える牛』シリーズ
第3作刊行!

羽田圭介『盗まれた顔』(2012年10月)

(幻冬舎より引用)罪も、動機も関係ない。顔だけ見つけて、捕まえる—。超デジタル時代、究極のアナログ捜査は通じるのか? 三千人もの指名手配犯の顔を記憶した“見当たり刑事”が躍動する迫真の警察小説!

■羽田圭介(はだ・けいすけ)は、1985年東京都生れ。明治大学商学部卒業。
2003年、高校在学中の17歳で『黒冷水』で第40回文藝賞を受賞しデビュー。2015年『スクラップ・アンド・ビルド』で芥川賞受賞。他の著書に、『走ル』『ミート・ザ・ビート』などがある。

第153回芥川賞受賞。
テレビ東京
『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』
に出演中。

吉村龍一『光る牙』(2013年3月)

(講談社BOOK倶楽部より引用)厳冬の北海道、消息を絶ったカメラマン捜索のため、若き森林保護官はスキーを履き、険しい山中へ向かう。カメラマンは無残な遺体で発見され、手負いの羆は銃殺され事件は一件落着したかに見えた。しかし、噛み跡はその羆のものより遙かに巨大だった。最強の野生動物「羆」との壮絶な死闘を描く、元自衛隊の、期待の大型新人による傑作山岳小説。
はかりしれない自然への畏怖の念。血が騒ぎます。胸をうちます。冒険小説ファンは必読。驚くぞ。読むべし!―池上冬樹(文芸評論家)
生きとし生けるものすべてへの畏敬の念が静かに満ちている。―角田光代(作家)

■吉村龍一(よしむら・りゅういち)は、1967年山形県生まれ。高校卒業後に自衛隊に入隊。除隊後に帰郷し、「小説家になろう講座」を受講。
2012年『焔火(ほむらび)』で第6回小説現代長編新人賞を受賞(同時受賞は長浦京「赤刃」)、小説家デビュー。

以上です。

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まとめ

冒険小説・ハードボイルド小説好きなら、「大藪春彦賞」「大藪春彦新人賞」の受賞作はお好みに合うのではないでしょうか?

また、ご自分で書いている方は「新人賞」に応募してみてはいかがでしょうか?

是非コチラもお読みください。