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第15回(2013年)「大藪春彦賞」受賞作品
柚月裕子『検事の本懐』
電子書籍で読む。

大藪春彦賞

「大藪春彦賞」とは、
1999年に創設。作家、大藪春彦氏の業績を記念し、優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家及び作品に贈られる賞。
主催は大藪春彦賞選考委員会、後援は(株)徳間書店。
対象作品は、毎年10月1日から翌年9月末日までに発表された小説作品の中から選ばれる。

ハードボイルド・
冒険小説・サスペンス

大藪春彦

1935年2月22日 – 1996年2月26日(61歳没)
日本のハードボイルド小説の先駆者、『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』など映像化作品も多数。

松田優作さんを思い出します!

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第15回大藪春彦賞受賞作は、
柚月裕子『検事の本懐』

第15回大藪春彦賞の受賞作は、
2011年10月から2012年9月までに刊行された作品から、
大沢在昌、今野敏、馳星周、藤田宜永による選考会が2013年1月21日に開かれ、受賞作が決定。

選考委員の作品も好きです。

柚月裕子『検事の本懐』(2011年11月)

(宝島CHANNELより引用)
連続放火事件、横領罪を被った弁護士…
あるべき検事の姿を描き、事件の真相に迫る骨太の人間ドラマ。
法廷サスペンス『最後の証人』主人公のヤメ検弁護士・佐方貞人の検事時代を描いた連作ミステリー。県警上層部に渦巻く男の嫉妬が、連続放火事件の真相を歪める「樹を見る」。出所したばかりの累犯者が起こした窃盗事件の真実を抉る「罪を押す」。同級生を襲った現役警官による卑劣な恐喝事件に、真っ向から対峙する「恩を返す」。東京地検特捜部を舞台に、法と信義の狭間でもがく「拳を握る」。横領弁護士の汚名を着てまで、約束を守り抜いて死んだ男の真情を描く「本懐を知る」など、全5話。
「佐方貞人シリーズ」、
『最後の証人』(2010年)シリーズ1作目、長編。
『検事の本懐』(2011年)山本周五郎賞候補。短編集(全5話)
『検事の死命』(2013年)短編集(全4話)
『検事の信義』(2019年)短編集(全4話)

■柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)は、1963年岩手県生まれ、山形県在住。2008年、44歳の時に『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞を受賞し、主婦業のかたわらで作家としてデビュー。
2013年、第15回大藪春彦賞を受賞。
2016年「孤狼の血シリーズ」3部作の第1作『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。
2018年『盤上の向日葵』が千葉雄大主演でテレビドラマ化。

他に、「孤狼の血」シリーズが大ヒット。1作目が映画化、2作目も映画化準備中、3作目が2020年3月に刊行。
『孤狼の血』(2015年)
『凶犬の眼』(2018年)
『暴虎の牙』(2020年)

役所広司・松坂桃李
で映画化!『孤狼の血』

他の最終候補作は、

乾緑郎『忍び秘伝』(2011年10月)
(朝日新聞出版より引用)永禄4(1561)年、川中島――。甲越双方6割の兵が命を落とす地獄の戦を左右した兇神「御左口神」。その力を利用すれば、天下もたやすく手に入るとされる兇神をめぐり、武田・上杉両軍、謎の忍者・加藤段蔵、若き日の真田昌幸、そして山本勘助が暗躍する書き下ろし長編時代エンターテインメント!

■乾緑郎(いぬい・ろくろう)は、1971年生まれ。
演劇を志し、俳優・演出家・脚本家として活動。
2010年『忍び外伝』で第2回朝日時代小説大賞、
同年、『完全なる首長竜の日』で第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞。映画化(佐藤健・綾瀬はるか・オダギリジョー)

香納諒一『女警察署長 K・S・P』(2012年7月)

(徳間書店より引用)K・S・P(歌舞伎町特別分署)署長に就任した村井貴里子は都知事を介して突飛な依頼を受ける。それは窃盗団に奪われた世界的奏者のヴァイオリンを探し出すこと。貴里子は特捜部チーフ・沖幹次郎と捜査を開始するが、そこに彼らの怨敵である中国マフィアの朱栄志が再び立ちはだかる。ヴァイオリンの行方を巡り、死闘を繰り広げる両者。やがてそのヴァイオリンに隠された衝撃の真相が明らかに。
人気警察小説「K・S・P」シリーズ第4弾!

■香納諒一(かのう・りょういち)は、1963年神奈川県生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。
1991年に『ハミングで二番まで』で第13回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。

「K・S・Pシリーズ」
『孤独なき地』(2007年)
『毒のある街』(2008年)
『噛む犬』(2011年)
『女警察署長』(2012年)
『約束 K・S・Pアナザー』(2015年)

遠田潤子『アンチェルの蝶』(2011年12月)

(光文社より引用)大阪の港町で居酒屋を経営する藤太の元へ、中学の同級生・秋雄が少女ほづみを連れてきた。奇妙な共同生活の中で次第に心を通わせる二人だったが、藤太には、ほづみの母親・いづみに関する25年前の陰惨な記憶があった。少女の来訪をきっかけに、過去と現在の哀しい「真実」が明らかにされていく――。絶望と希望の間で懸命に生きる人間を描く、感動の群像劇。

■遠田潤子(とおだ・じゅんこ)は、1966年大阪府生まれ。

2009年、専業主婦の傍ら執筆した『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。
著作に、
『雪の鉄樹』(2016年)
『冬雷』(2017年)
『オブリヴィオン』(2017年)
2020年、『銀花の蔵』が第163回直木三十五賞の候補作になる。

163回直木三十五賞
の候補作

以上です。

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まとめ

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