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楡周平(にれ・しゅうへい)
1957年、岩手県生まれ、慶応大学大学院卒業。
1996年、会社員時代に、犯罪小説『Cの福音』でデビュー、シリーズ化をした6作すべてがベストセラーに。
ドラマ化作品も多数。2005年以降は主に経済小説の分野で大活躍しています。
『再生巨流』(2005年)
渡部篤郎主演
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京』(2008年)
北村一輝主演
『プラチナタウン』(2008年)
2005年の『再生巨流』以降は、経済小説がメインになっています。
「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ全6作
「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズは、1996年から2001年まで発表された6作。「朝倉恭介」と「川瀬雅彦」が交互に主人公を変わり、最終の6作目に2人が対峙する完結編となります。
こちらのシリーズの1作目が著者のデビュー作ですから、徐々に面白さも増していきます。舞台は世界のあちらこちらと幅広く、ディテールの解説が詳細です。
それぞれ、「悪のヒーロー」と「悪に立ち向かうジャーナリスト」、どちらにも感情移入し、(少し読みにくい所はありましたが、)面白くシリーズ読破できました。
『Cの福音』(1996年)
楡周平のデビュー作、犯罪小説です。
悪のヒーロー「朝倉恭介」の誕生、過程により社会から遠ざけられたしまった彼が生きる方法が、突出した頭脳と肉体的能力を発揮する「悪の道」。
ドラッグと密輸をテーマにしたストーリー。
『クーデター』(1997年)
2作目の主人公は、ジャーナリスト「川瀬雅彦」。
シリーズと言いながら、この回は朝倉恭介の登場はありません。
宗教団体によるテロ、自衛隊・・・20年以上前の小説ですが、今読んでも充分楽しめる作品です。
『猛禽の宴』(1997年)
今作は「朝倉恭介」の番。
映画のような派手なアクション、悪のヒーローがパワーアップしていきます。
『クラッシュ』(1998年)
地球規模のサイバー・テロを追うジャーナリスト「川瀬雅彦」。
『ターゲット』(1999年)
北朝鮮が開発した新型の生物兵器が在日米軍基地にばら撒かれる危機に!
今回は、CIAにスカウトされた朝倉恭介が北朝鮮を相手に駆け巡るお話。
『朝倉恭介』(2001年)
シリーズ最終の完結編。
ついに悪と正のヒーローが対峙します。
2020年2月、『終の盟約(ついのめいやく)』
2020年2月発売の『終の盟約』は、認知症と安楽死をテーマにした問題作。
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今回紹介のシリーズは、第2作の『クーデター』と第3作の『猛禽の宴』が読み放題の対象でした。
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まとめ
世の中、デジタル化が急速に進んでいます。
デジタル化の波に乗った方が便利に効率的に、そして経済的に過ごせるような気がします。
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