本屋大賞翻訳部門

2016本屋大賞「翻訳小説部門」の受賞作品
『書店主フィクリーのものがたり』を電子書籍で読む
Kindle(キンドル)本

「本屋大賞」とは?

「本屋大賞」は、
全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本
をキャッチコピーに、新刊書の書店・オンライン書店で働く書店員の投票だけで決定するものです。
過去1年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票し、決められたスケジュール、選考方法により決定し、毎年4月上旬に発表されています。
「本屋大賞」の他、
「翻訳小説部門」「発掘部門」が選ばれます。
運営は【NPO本屋大賞実行委員会事務局】
ホームページ:http://www.hontai.or.jp

書店で働く書店員さんの投票
で決定される文学賞です。

「本屋大賞」の特徴

国内の文学賞は、出版社が主催するもの、作家が選考委員であるものが一般的であるが、「本屋大賞」は、アルバイトも含む書店員の投票によって受賞作が決定されます。
我々読者に近い人たちの投票により選出されますので、出版社に偏りがなく、読書を日常的にしていない人にとっても読みやすい本が選ばれています。
逆に、投票が平均化されますので、異彩を放つような作品は選ばれにくいかもしれません。
また、直木賞・芥川賞並に注目される文学賞ですので、販売部数が伸るとともに、「映画化」作品が多いのも特徴です。

直木賞受賞作より多く売れる作品も!

翻訳小説部門とは?

過去1年間(12/1から11/30までの間)に日本で刊行された翻訳小説。
1人3作品まで投票。「本屋大賞」発表時に、「翻訳部門」の集計結果の上位3作品を発表。
第9回(2012年)から選出開始されています。

海外作品は選ぶのが難しかったけど、
選考作品はとても参考になります!

2016年本屋大賞「翻訳小説部門」1位

5回目となる本屋大賞「翻訳小説部門」。2014年12月1日から2015年11月30日までに発行された新訳を含む翻訳小説の中から「これぞ!」という本を選び投票したもの。
2016年は、2位が2作、3位が2作。

『書店主フィクリーのものがたり』
ガブリエル・ゼヴィン(著)小尾芙佐(訳)、早川書房

(早川書房より)その書店は島で唯一の、小さな書店――偏屈な店主のフィクリーは、くる日もくる日も、一人で本を売っていた。 かつては愛する妻と二人で売っていた。いつまでもそうすると思っていた。しかし、彼女は事故で逝き、いまはただ一人。 ある日、所蔵していたエドガー・アラン・ポーの稀覯本が盗まれる。売れば大金になるはずだった財産の本が。 もう、なにもない、自分にはなにも。 それでもフィクリーは本を売る。そしてその日、書店の中にぽつんと置かれていたのは――いたいけな女子の幼児だった。彼女の名前はマヤ。自分も一人、この子も一人。フィクリーは彼女を独りで育てる決意をする。 マヤを育てる手助けをしようと、島の人たちが店にやってくる。婦人たちは頻繁にマヤの様子を見に訪れるし、あまり本を読まなかった警察署長も本を紹介してくれと気にかけて来てくれる。みなが本を読み、買い、語り合う。本好きになったマヤはすくすくと成長し…… 人は孤島ではない。 本はそれぞれのたいせつな世界。 これは本が人と人とをつなげる優しい物語。

2016年本屋大賞「翻訳小説部門」2位

『紙の動物園』
ケン・リュウ(著)古沢嘉通(訳)、早川書房

(早川書房より)
〈ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞受賞〉ぼくの母さんは中国人だった。母さんがクリスマス・ギフトの包装紙をつかって作ってくれる折り紙の虎や水牛は、みな命を吹きこまれて生き生きと動いていた……。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝いた表題作ほか、地球へと小惑星が迫り来る日々を宇宙船の日本人乗組員が穏やかに回顧するヒューゴー賞受賞作「もののあはれ」、中国の片隅の村で出会った妖狐の娘と妖怪退治師の「ぼく」との触れあいを描く「良い狩りを」など、怜悧な知性と優しい眼差しが交差する全15篇を収録した、テッド・チャンに続く現代アメリカSFの新鋭がおくる短篇集

2016年本屋大賞「翻訳小説部門」2位

『国を救った数学少女』
ヨナス・ヨナソン(著)中村久里子(訳)、西村書店

紙の本です。
電子書籍になっていませんでした。

(西村書店より)人種差別の激しかった南アフリカで、
暮らしのためにし尿処理場で汲み取り桶運びに明け暮れる女の子がいた。
ノンベコ13歳。
天才的な数学の才能はあるけれど学校には行ったことがなく、
だから当然読み書きのできないこの少女が、
大人になって遠くスウェーデンの国王と首相の命を救うことになろうとは、
本人も含め誰も予想だにしていなかった…

2016年本屋大賞「翻訳小説部門」3位

『服従』
ミシェル・ウェルベック(著)大塚桃(訳)、河出書房新社

(河出書房新社より)2022年仏大統領選。投票所テロや報道管制の中、極右国民戦線のマリーヌ・ルペンを破り、穏健イスラーム政権が誕生する。シャルリー・エブド事件当日に発売された新たなる予言の書。

2016年本屋大賞「翻訳小説部門」3位

『歩道橋の魔術師』
呉明益(著)天野健太郎(訳)、白水社

紙の本です。
電子書籍になっていませんでした。

(白水社より)1979年、台北。物売りが立つ歩道橋には、子供たちに不思議なマジックを披露する「魔術師」がいた――。今はなき「中華商場」と人々のささやかなエピソードを紡ぐ、ノスタルジックな連作短篇集。

電子書籍で読みましょう

電子書籍のメリットは、
かさばりません。すべてが端末(スマホ・タブレット・パソコン)の中に納まります。何十冊持ち歩いても場所も重さも関係ありません。
例えば、
布団の中で「スマホ」で読んでいた小説の続きを、次の日の朝にタブレットで電車の中で読むことができます。仕事中や帰宅後にパソコンでその続きを読み、スマホを防水状態にすればお風呂で読むこともできます。
さらに、
一番のメリットは、
購入の注文後、配達されるまでの待ち時間がありません。決済直後にすぐ読めます。
また、紙の本と比べると少し安く買えるものもあります。
活用しましょう!
私は毎朝エアロバイクを漕ぎながら電子書籍を読んでいます。

電子書店もたくさんあります。
参考にしてください。

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まとめ

電子書籍未経験の方、
従来からの「紙の本」での読書から「電子書籍」での読書に切り替えてみてはいかがでしょう?
常に持ち歩く「スマホ」の中に何冊も入れられます。
病院の待合室、行列での待ち時間、入浴中、布団の中で・・・・
スマホがあればいつでもどこでも読むことができます。
さらに、どこにいても買うことが出来、買った瞬間すぐに読み始めることができます!